デンソー労働組合-ダイアローグ (詳細)

DIALOGUE

共生社会って何だろう?

2025.01.27

共生社会とは、一般的に様々な違いを持つ人々が、お互いに尊重し合い、協力し合いながら共に生きていく社会を指します。みなさまは「違い」と聞いた時に何をイメージされますか?

年齢、性別、人種、国籍、宗教、肌の色など人それぞれ思い描く「違い」はさまざまだと思います。その中で、今日は「障がいによる違い」にフォーカスしてお話したいと思います。

これまで障がいとは、医学的な見地から個人の問題と捉える「医療モデル」が主流でした。障がいは治療やリハビリによって克服すべき課題であり、社会参加を妨げるのは、その人の身体や精神の機能的な制約であるという考え方です。

しかし近年、「社会モデル」という考え方が注目されています。これは、障がいを個人の問題ではなく、社会が生み出した問題と捉える考え方です。例えば、車いす利用者が階段しかない建物に入れないのは、その人の足が不自由だからではなく、バリアフリー設計がなされていない建物、つまり社会側に問題があるというものです。

社会モデルでは、障がいは社会が生み出す「障壁(バリア)」によって作られると考えます。この障壁を取り除くことで、障がいのある人もない人も、等しく社会に参加できる、真の「共生社会」が実現すると考えるのです。

私たち労働組合は、社会モデルの視点に立ち、どのような人も社会生活を送れるように、さまざまな障壁(バリア)を取り除くこと、意識改革などを通じて、障がいの有無に関わらず、すべての労働者が共に働き、共に生きる社会の実現を目指しています。皆さんも、ぜひこの「2つのモデル」を理解し、共生社会について考えてみませんか?