DIALOGUE
多様な考え方の裏側を覗いてみよう!
今なぜ多様性なのか?
何かに行き詰ったとき、子どもや自分と全く異なる背景を持った人のささいな一言が状況を一変させてくれた経験ってありませんか?そんな複数の視点「多様性」はこれからの時代を生き抜く上で最も重要なカギのひとつになっているのです。
多様性はまだ差別問題や倫理的な問題の一部として語られることが多く、業績を上げる要因やイノベーションを起こす要因として取り上げられることは少ないです。私たちは自分と同じ考えの人、同じ視点や同じ偏見を持つ人と一緒にいることを無意識に好みます。しかし、同じ視点の人間ばかりでは物事を新たに学ぶチャンスをなくしてしまいます。多様な意見は秩序を乱す脅威ではなく、組織や社会を活性化する力となります。肝心なのは、集団の中で人々が自由に意見を交換できるか、互いの反論を受け入れられるか、他者から学ぶことができるか、協力し合えるか、第三者の意見を聞き入れられるか、失敗や間違いを許容できるかなのです。
参考文献;マシュー・サイド(2021)「多様性の科学」ディスカバー
世代という多様性にフォーカス・世代の定義
ひとくちに多様性と言っても、ジェンダー、人種、文化、信仰など様々ですが、本記事では「世代」の多様性について取り上げていきたいと思います。学生から社会人になっての大きな変化の一つに、より多くの世代の人との関りが増えたことが挙げられるのではないでしょうか。生まれ育った時代背景が異なれば考え方や価値観が異なるのは当然です。周りの人の考えや価値観がどんな時代背景から来ているのか気になりませんか?
参考文献;https://persol-tech-s.co.jp/hatalabo/officework/574.html
SNSで「休みます」連絡はアリ?ナシ?
世代で考え方が異なる身近な例のひとつにSNSの使い方がありませんか?なぜこのようなギャップが生じるのだろうか。部下側の話を聞いてみると必ずしも自分本位な考えでの行動でないことが見えてきました。皆さんの周りにあるギャップも話をよくよく聞いていくと何か発見があるかも。そして実は世代以外の背景もあるのかも。
参考文献;https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-10306.htmlの一部データを加工して作成
あなたは隣で働く人との違いを楽しんでいますか?
世代に限らず、育ってきた環境や経験してきたことが異なれば、それぞれ考え方や価値観が違うのは当然ですよね。その違いに前向きに積極的に触れることで、
①他者への想像が、翻って自分自身を理解し受け入れることに繋がる
②他者との関りからの気づきが、自分の世界や能力を広げてくれる
③これからの仕事やテクノロジーや人生そのものとの向き合い方を考えさせてくれる
のではないでしょうか。